私は、初期流産を経験する前に『化学流産』というものも経験しております。
この言葉を耳にしたことがない方がほとんどかと思います。
私も、妊活をするまで知りませんでした。
今回の記事では、私が体験した化学流産のお話しと、疑問点などをまとめていこうかなと思います。
最後までお付き合いくださると嬉しいです。
あくまで個人の体験談です。全員がこの症状とは限りません。数ある体験談のひとつとしてご覧いただければと思います。
もくじ
化学流産ってなに?
化学流産とは、妊娠検査薬で陽性が出たのに、超音波検査などで胎嚢が確認できない状態のことです。
受精し着床は出来たけど継続できずに流れてしまったということです。
また『【体験談】化学流産と初期流産、妊娠超初期症状に違いがありました』この記事にも書きました通り、現在の日本では、化学流産は妊娠にカウントされません。
そして、妊娠にカウントされないので、流産にもはいらないんです。
なので、化学流産になっても『流産してしまった…』と悲観しなくていいんですよ。
子どもを望む方からすれば本当に辛い化学流産ですが、流産にカウントされないのであれば、その方がいいと私は思います。
ただ、きちんと排卵され、精子たちが卵管を通り、出会い、受精が出来る夫婦だと前向きに捉えてください、それだけでも、もの凄い奇跡を起こしているんですよ。
化学流産の症状や痛みは?
次に、化学流産の症状や痛みについてです。こちらは私が体験したときのことをベースにお話ししていきますね。
化学流産になった経緯
私が化学流産になったのは、妊活を本格的に始めて4周期目の時でした。4月から始めて、仕事の関係で1周期お休みしたので、8月の周期です。
その時は、生理が遅れて4日が経っていたんです。
こんなに遅れるのは初めてでしたし、明らかにいつもの生理前とは体調が違っていたので、よせばいいのにフライング検査をしたんです。
そこで初めて、うっっっす~~~~~い陽性を見たんです。
半分消えてるくらいの薄い線です。肉眼では見えるけど、カメラ越しでは見えないかなくらいの線でした。
この時に、もちろん頭を過ったのは化学流産の可能性。生理が4日遅れてここまで薄いとほぼ100で化学流産だろうとは思いましたが、初めて見る陽性です。とても嬉しかったのを覚えています。
そして、日も経ち生理予定日1週間後に検査薬をするも変わらず薄い陽性でした。
妊娠が継続できますと、検査薬の反応が濃くなっていくものなんです。ですが、化学流産の場合は薄いままだったりします。
人によって、反応が濃く出ているのに化学流産になってしまう方もいるそうですよ。
まだ反応が薄いままで、望みが薄かったので傷が浅かったように思います。
そして、受診しようと思った矢先に大量出血が始まり、化学流産となりました。
生理が遅れて11日後のことでした。
病院へ受診するまで
受診するに至るまで、徐々に出血量が増えていたんです。
生理が遅れて9日後くらいから、ごく少量の出血と下腹部痛といった症状が出始めました。
その翌日、10日後に生理初日くらいの出血が始まってしまいました。この頃から、もうダメだ~~!と思ったことを覚えています。
そして、11日後、病院に行こうとした日の早朝(3時くらい)です。痛みで目が覚めてしまうほどの腹痛に襲われました。
息が上がってしまうくらいの激痛で、眠れもせずどうしようもありませんでした。仕方なく痛み止め(バファリンルナ)を飲みました。
その日は不安でろくに眠れていなかったので、薬を飲むことに抵抗はあったのですが、眠りにつくために飲んだんですね。
そしてその後、目が覚めた後のトイレで、2~3センチほどの血の塊を排出しました。
今思うと何だったんですかね、胎嚢の成り損ない?とにかく、通常の生理では絶対に出ないような塊が出ました。
塊を排出した後、婦人科へ行き尿検査もしましたが、変わらず薄い反応。
妊娠反応は出ているけれど、あまりにも反応が悪いため化学流産と診断されました。
まとめ
私が体験した化学流産の症状や痛みをまとめますと
- 症状は
- 濃くならない薄い陽性反応が続く
- 生理予定日9日後にごく少量の出血
- 生理予定日10日後に生理1日目くらいの出血
- 生理予定日11日後に大量出血、2~3センチの塊を排出
- 痛みは
- 徐々に下腹部痛が出てきた
- 塊を排出する前から激痛
- 痛み止めを飲んでからも痛みが続いていた
化学流産をした方の中で、生理予定日1週間後になる前に出血が始まり、化学流産になる方もいらっしゃいます。
私のように、生理予定日1週間を過ぎても薄い陽性でその後、化学流産になる人もいます。
また、私とは逆に検査薬がくっきり出てるのに化学流産になってしまう方もいらっしゃいます。
本当に色々なパターンがあります。
ですが、もしこのように化学流産になってしまっても決してご自身を責めないでくださいね。
化学流産の直後はそんなこと思えないかもしれませんが、受精が出来る夫婦なんだと、前向きに捉えてくださいね
化学流産後の生理、妊活について
化学流産をしてから、1周期様子を見てその次から妊活を再開しました。
私の場合ですと、化学流産の出血(生理)が始まってから8日間くらいはずっとだらだらと出血していました。
中々終わらなかったのを覚えています。
そして、出血が始まってから31日後にまた生理が来ましたので、そこから妊活を再開した感じですね。
化学流産の場合、生理を待たずに妊活を再開しても特に問題はないそうです。
お医者さんによって、1回生理を見送った方がいいと言う方もいらっしゃいます。私はメンタル的に1回お休みしよ・・・となったので、お休みした所存です。
化学流産後、すぐ妊娠できるの?
これは人によりますのでなんとも言えませんが、私の場合は化学流産から3か月後に妊娠出来ました。
1周期はお休みしたので周期的には2周期目です。
でもね、妊娠できてもこれがまた稽留流産だったんですよ。その時の記事は『初めての妊娠で初期流産を体験したときのこと』コチラを読んでみて下さい。
ちらっと化学流産のことも触れています。
はてさて、化学流産からの稽留流産で地獄~~~!!と思ったもんでしたが、それまで一度もちゃんとした妊娠に至れなかった身としては、随分進歩したなぁと言った感じです。
1年で妊娠できる卵子は3個だけという話も耳にしました。私の場合、たまたま短いスパンでいい卵が排卵されただけです。
結局それも枯死卵で、胎児も見えず流産となりました。
妊娠初期の段階で、発育が止まってしまった受精卵のことを言います。
参考サイト:産科・婦人科うしじまクリニック『枯死卵と言われたら』
次こそはという気持ちで、流産手術後の今も妊活を再開しておりますよ。
人によって妊娠できるタイミングは様々です。もし化学流産後、中々妊娠できないという方がいらっしゃっても安心してください。
一度受精まで行ったんです、きっと授かれます。他の人と決して比べないでくださいね。
▽その後再び稽留流産したお話▽
20代で反復流産を経験した話 2連続で枯死卵でした
さいごに
化学流産は、現在の日本では医学的には妊娠に含まれません。ただ、子を望む人からしたら、そんなことはどうでもいいのです。
うるせーちょっとは妊婦だったんだという気持ちでいいと思います。だって、悲しいんですもん。化学流産だとて、ただの生理と言われたとて…。
ただですね、これだけは言っておきますが、初期流産や後期流産をした方に『私も流産したの、化学流産だったんだ』というのはやめた方がいいです。
化学流産、稽留流産どちらも体験している身から言いますと、レベルがまるで違います。悲しさを比べるのは間違っていると思いますが、本当にレベルが違いました。
化学流産も悲しいことです、よく分かります。今まで陽性を見たことない人は尚更でしょう。でも、流産ではないんです。
流産に含まれないなら流産じゃない方がいいんです。出来ることなら、流産経験者にならない方がずっと幸せだと、今は思います。数年後どう思っているかは知りませんが。
得られることもありますけどね、流産も。ですが、出来ることなら私だって経験したくなかったですよ、やっぱり。
とにもかくにも、もし残念ながら化学流産になってしまっても、それは受精卵側の問題ですので、けっしてご自身を責めないで。
その段階に至れるという、素晴らしい面を見てください。次はうまくいきますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ぼんぐ
応援のクリックをしていただけますと本当に励みになります🙏
フライング検査は、本来生理が遅れて1週間後に検査する妊娠検査薬を、早めに使用すること。本来の使用方法とは異なるのであんまりやらない方がいいです。