稽留流産後は自然排出?手術?どっち?メリット・デメリットとは

みなさんこんにちは、ぼんぐ(@The_bongKANA)です。

流産の診断が下った方の中で『自然排出と流産手術、どっちがいいんだろう』と悩んでいる方はいらっしゃいませんか?

今回は自然排出も流産手術も経験した私が、どちらが良かったのかと双方のメリット・デメリットは何なのかをご紹介出来たらなと思います。

現在どちらにすればいいかお困りな方の参考になりましたら幸いです。

あくまで個人的な経験から基づいたお話なので、参考程度に留めていただけますと幸いです。最終的にどちらを選択するかは(手術か自然排出か)、ご自身の考えと担当医と話し合って決めていただければと思います。

結論

先に、超個人的な意見として結論を述べさせていただきますと

自然排出の方が良かった

です!

何故かと申しますと、理由は以下の通りです。

  • すでに2回手術をしているので子宮を休ませたかった
  • 手術に比べて負担が少ない
  • 手術後の痛みが地味に辛かった
  • 側に夫がいてくれる安心感

4つめの『側に夫がいてくれる』というのが何よりも大きなポイントです。

これが大部分を占めているといっても過言ではありません!!

手術は基本的に1人で受けないといけません。待機中も1人だし、もちろん手術中も1人。帰りは迎えに来てくれるけど、基本的には1人で耐えなくてはいけません

私はそれが結構苦痛で。

でも今回初めて自然排出を経験してみて、そばに夫がいるのってこんなに頼もしいんだと実感しました。本当に、嬉しかったし安心感がありました。

ぼんぐ

流産の辛さも、手術の時より和らぎました(3回目というのもあるけど…)

自然排出について

自然排出のメリット・デメリット

では次に自然排出のメリットとデメリットについてをご紹介します。

個人的な主観と、SNS等でよく見かける意見も含まれますので、参考程度に留めていただけますと幸いです。

今回初めて自然排出を経験しましたが、過去2回の稽留流産はどちらも手術を選択しました。

▽過去の流産手術についての記事はコチラ▽
【体験談】稽留流産手術の痛みや費用は?術後の経過について
流産手術を受ける時の注意点・1回目との違った点をまとめてみた


自然排出と手術、どちらも経験した私が思う自然排出のメリットとデメリットは下記の通りです。※一般的なメリットとデメリットも記載しますよ!

メリット

  • 子宮への負担が少ない
  • 自然に(自力で)外へ出すことが出来る
  • 自然排出後は生理を見送らずに妊活再開しても良い場合が多い
  • 近くで夫が支えてくれるので安心感がある

個人的に一番、今回自然排出にして良かったなと思った点は近くで夫が支えてくれるので安心感があるでした。

なんで?と思われる方もいらっしゃるかと思います。

ですが、あの1人で手術の恐怖と闘わなくてはいけない経験をしてると、隣に愛する夫がいる安心感と心強さが本当に心の支えになったんですね…。

あと自宅大好きマンなので、自宅で好き勝手排出(言い方)出来たのは、結構ストレスがなかったです。

ぼんぐ

病院で手術を受けた時、ストレスを感じてたんだなと改めて実感しました

個人差はありますが、一般的に自然排出は子宮への負担が手術より少ないといわれているため、次の妊活へスムーズに移行しやすいです。

手術の場合、医師によっては1~3周期見送らなければいけないため早く次の妊娠へトライしたい方は自然排出を選択するのがいいのかなと思います。

とはいえ私は自然排出が始まるまで一カ月弱かかったので、妊活再開のお休み期間はどっこいどっこいでした!

デメリット

  • いつ起こるか分からないため予定が組みづらい
  • 排出の時に強い痛みがある
  • 大量出血で緊急入院する場合がある
  • 絨毛染色体検査が出来ない場合が多い

デメリットは、やはり『いつ起こるか分からないため予定が組みづらい』でしょうか。

自然排出の兆候は分かるとはいえ、いつ起こるかは完全には分かりません。勤務中に始まってしまうかもしれないし、移動中に始まってしまう事もあるかもしれません。

なので、自然排出を待っている時は予定がとても組みづらく、外出も難しいんですよね…。

特に小さなお子さまがいる方は、お出掛けに行きづらいですし行ったとしてもいつ排出が始まるか分からないハラハラが付きまとってしまいます。

また、大量出血生理痛のMAXレベルの痛みが定期的に襲ってきますので、出来れば自宅で安静にして自然排出に備えたいものです。

ぼんぐ

自然排出の大量出血と激痛は外出先では辛いかなと思います

個人的に一番のデメリットは、今回の流産の原因が染色体異常による流産不育因子による流産かどうかがわかる絨毛染色体検査の提出が難しいという点です。

絨毛染色体検査でわかること

流産した胎児の染色体異常の有無が分かる。

  • 染色体に異常がある
    • 偶発的に起きた流産
    • 防ぐことのできない流産
  • 染色体に異常がない
    • 投薬などの対策をすれば防げたかもしれない流産

これは今後の妊活・不育症治療の方針を決めるとても大切な検査だと思います。

もし絨毛染色体検査を受けたことがない、という方は自然排出ではなく手術の方が良いかもしれません。

ぼんぐ

私は結局受けることはありませんでしたが、次に流産したら検査してもいいかもねといわれています

手術のメリット・デメリット

次に、手術のメリットとデメリットをご紹介します。

手術を2回経験した私が思う、メリットとデメリットは以下です。

メリット

  • 手術の日程を決められる
  • 気持ちの整理がつきやすい
  • 絨毛染色体検査が受けられる

個人的には手術の一番のメリットは先述したように絨毛染色体検査が受けられるという点でしょうか。
この検査を受けていれば、次の流産は防げたかもしれないという話を各SNSで見聞きします。

自然排出でも、絨毛染色体検査が受けられる場合もあるようなのですが手術の方が確実です。

また、自然排出よりも手術の方が日程を決めることが出来るため、それまでの仕事の調整お出掛けの調整もしやすいです。

いつ排出が始まるか分からない自然排出だと色々と調整がしにくいため、どうしても仕事をしなくてはいけない方や、小さなお子さまがいてお出掛けに行かないといけないという方は手術がオススメです。

ぼんぐ

流産したのに仕事なんかしたくないよ・・・でも待ってくれないのが仕事なんですよね

また個人的な意見ですが、手術の方が若干気持ちの整理がつきやすかったです。

『お別れの日』が決まっていると、手術の日までにお腹の子に対して声をかけてあげたり思いを伝えてあげたりできますからね。

気持ちを早く切り替えて次に進みたいという方も、手術がいいのかなと思います。

デメリット

  • 手術前の前処置が痛い
  • 手術後の痛みが辛い
  • 一人で手術に挑まなくてはならない
  • 麻酔が効かない可能性がある
  • 手術費が高額な場合がある

手術のデメリットはとにかく痛みでしょうか。私は特に前処置のラミセル(ラミナリア)を挿入する時が本当にイヤでイヤで…思い出しても嫌です!

手術直後も痛いし、手術から数時間経っても痛いし、一日中痛いしで嫌になっちゃいますよ。

その点、自然排出は自身の身体の力で排出しますので、痛みはあっても種類が違うのでそこまでキツくないんですよね。やはり自然な痛みで、手術は人工的な痛みといいますか…。

また、個人的には1人で挑まなくてはいけないのが結構辛かったです。

この痛みや辛さを、リアルタイムで最愛の夫に共有できない寂しさ・心細さは、流産の悲しみをより浮き彫りにするようでした。

1人で心細い、痛みが怖いという方は自然排出がオススメです。

ぼんぐ

稀ですが、手術時に麻酔が効かない途中覚醒して激痛だったという方もSNSで見かけました。麻酔が怖いという方も自然排出がいいかもしれません。

また、病院によってマチマチなようですが手術費が高額な場合もあるようです。
私は確か2万弱と4万弱だったように記憶しています。

お腹の子を亡くしてさらにお金も失うのかと、理不尽な状況にすごく絶望したのを覚えています。

入っている保険によっては手術費は返ってきますが、そういうことじゃないですからね。

そういった虚しさもあるのが手術の嫌なところだなと、私は感じます。

ぼんぐ

こうして比べてみると、手術に対して嫌な記憶ばかりあるので、やはり個人的には自然排出のほうがいいですね

自然排出・手術で共通すること

自然排出も手術も、どちらも子宮収縮剤を処方されたのですが、どっちも等しくめっちゃ痛いです。

なので、どちらを選択しても子宮収縮剤からは逃れられず、痛い思いをしなくてはいけません

でも、痛みの感じ方は人それぞれなので、私が必要以上に痛がってる可能性もあるので、あんまり怖がらないでくださいね。

もし、子宮収縮剤が痛すぎる、となったら場合によっては飲む期間を短くしてくれることがあります。私はあまりの痛みで死にそうな顔で受診したら一週間のところ5日で中断となりました。

注意点

注意点といたしましては、手術か自然排出かはその時の妊娠の経過ご自身の体調が深くかかわってくるため、どちらがいいかははっきり言えないということです。

ある程度、胎児が大きくなってからの流産(10wなど)は手術が推奨される場合が多くなるようですし、私のように何度も流産している方は自然排出を勧められるかもしれません。

私はどの流産も大体7w~8wと初期で、胎児も小さく数ミリで胎嚢も4センチくらいの大きさでしたので自然排出か手術かはどちらでもよいという状況でした。

必ず、担当の医師と相談して医師の判断に従ってくださいね。

ぼんぐ

大体、初めての流産は手術を勧められがちかも・・・

まとめ

以上が、稽留流産手術を2回、自然排出を1回経験した私が思う、それぞれのメリットデメリットでした。

簡単に図でまとめると・・・

こんな感じです。

個人的な主観ですが、自然排出が向いている方と手術が向いている方をまとめてみました。

自然排出が向いている方
  • 手術や麻酔が怖い方
  • 子宮に負担をかけたくない方
  • 妊活に時間をかけてもOKという方
手術が向いている方
  • 絨毛染色体検査を受けたい方
  • スケジュールを決めたい方
  • 早く妊活を再開させたい方

以上、本当に主観なので参考程度に留めていただきたい「手術・自然排出どちらが向いているか」まとめでした。

ぼんぐ

自分はどっちがいいかな~と思ったときのヒントにしてください!
手術じゃないと・自然排出じゃないとダメ、ということはないですからね

さいごに

最後になりますが、私はやっぱり自然排出がいいかな~と思います。

次、もし2人目を授かれて流産となってしまった場合でも、自然排出を選択するかなと思います。

仕事の兼ね合いとか、体調とか、胎児がどれだけ成長してるか等々いろんな要素が絡んでくるので、自然排出か手術かはその時々で変わってきます。

もし、どちらでもよい。という場合は自然排出を選択するかなと思います。

以上自然排出と手術のメリット・デメリットでした。

参考になりましたら幸いです✨

ぼんぐ

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